グローバル株式会社 福嶋紘の時事レポート

福嶋紘の時事評論

★★★ 岡山市在住の不動産コンサルタント・福嶋紘(ふくしま ひろし)が、政治、経済、不動産その他さまざまな観点から、ニュースを斬る! ★★★

意見、反論大歓迎!情報化社会で自分を守るため、若い世代にもニュースを見る目と考える力を養ってほしいと、今日もヒロシ節がうなります。
コンサルタントならではの、生活やお金にまつわる役立つ最新情報も。

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更新日 2008-12-05

2008.5.12 メディアの使命と責任

北京オリンピックの聖火が世界最高峰チョモランマ(エベレスト)に登頂、リレーされたニュースがあった。中国はこの聖火登頂に3億円を費やしたという。オリンピックにかける中国政府の意気込みが感じられる。
そしてこの期間、一般登山家のエベレスト登頂が制限され、聖火登頂時には頂上付近は完全封鎖されたという。これを受けてマスコミは、エベレスト登攀(とうはん)に一番良いシーズンをオリンピックに邪魔されたと書き、なかでも世界最高齢75歳でのエベレスト登頂を目指す三浦雄一郎さんが1ヶ月もベースキャンプで待たされ、ギネス記録が聖火リレーのため達成できないかも知れないなどと伝えています。
チベット問題の解決の糸口が見えないなか、そのチベットのチョモランマで聖火リレーをやっている場合ではないとの主張だが、この聖火の登頂に加わったメンバーの3分の2はチベット人だったという。報道の姿勢で視聴者の受けとり方は大きく変わります。チベットでの人権問題はもちろん重要だが、平和の祭典であるオリンピックとは切り離し、別問題と考えた方が良いかも知れない。

また、福田首相の北京オリンピック開会式出席が取沙汰されています。欧州有力国の首脳が出席をためらっているようですが、福田首相は敢然と出席したらいいと思います。
中国にはチベット問題以外にも、多くの問題があることは事実です。だからと言って中国抜きに日本の将来は考えられません。先週、胡錦濤主席が5日間も滞在され、日中の融和と協調に強い意欲を示されました。福田首相は中国では大変人気者だそうです。この際他国に先駆けて開会式に出席表明をし、中国の顔を立てて、その上でガス田の問題もチベットの問題も考慮するように迫るべきだ。
支持率が低いとなると何でもかんでも攻撃し、悪い面ばかりを面白おかしくはやし立てる報道が、国益を妨げ日本の政治力をますます衰退させる原因になっていることを危惧せずにはいられません。

そしてここ連日報道されている京都舞鶴市で女子高生が殺害された事件。被害者の関係者の悲嘆ぶりはいかばかりかと同情を禁じえないが、この事件でのマスコミ報道で少し気になる点があります。
事件後すぐに被害高校生の母親(37)が手記を公開しています。その中で「言葉では言い表せないくらいに苦しく、辛く、そしてたまらない」というくだりに続いて、「何の落ち度もない娘」をこんな目に合わせた犯人が憎いというようなことが書かれています。

もちろん犯人が一番悪い。早く逮捕して重罪に問うべきだが、15歳の少女が真夜中に家人に無断で外出した事は、重大な落ち度というべきです。メディアもコメンテーター達も「娘に落ち度がないと母親は言うが、夜中の無断外出は大きな落ち度であり、それを止められなかった母親にも責任がある」と勇気を持って言うべきではないか。深夜に母親の目を盗んで外出しなかったら、そもそもこの事件は起こっていないはずである。被害者は高校の入学式すら出席せず、学校へは5月2日に一日だけ登校しただけのようです。不登校については色々事情もあるでしょうが、深夜の外出は今回だけだったのだろうか。被害者や関係者の非ばかりを問えという意味ではありませんが、被害者だから、可哀相だからといって、誰の目にも明らかな落ち度さえ無かったこととし、良いところかわいらしいところだけを見せようとする報道は世間のモラルを低下させ、類似の事件を誘発しかねないと思っています。

メデイアの報道姿勢に関連して、民主党の政策ですが、主なものを挙げれば
高速道路 無料、75歳以上の医療費 無料 ガソリン税 廃止。などと国民にとって耳障りの良い話ばかり、財源の話になると補助金などの無駄使いをやめればたちどころに出てくるとのいってんばり、たしかに税金の無駄使いは徹底的にやめて財源に回すべきだがそれだけでは到底足らないことはあきらかだ。
昔の社会党が自衛隊をやめれば財源はいくらでもあるといったが村山内閣の時、やはり自衛隊は必要だと変わったため今は社民党も自衛隊の存在を認めている。共産党議員もあきれる実現不可能な民主党の政策をメデイアは国民に正確に伝えるべきだ。特に世界が環境関連の課税強化に進むなか、ガソリン税廃止などと言うのは気違い沙汰に近い、ガソリン価格が安いに越したことはないが将来への、子供たちへの影響を考えてメデイアもそろそろ大衆迎合的報道を改めるときだと思う。


2008.4.17 後期高齢者医療制度を考える


4月15日 保険料の天引きが始まった後期高齢者医療制度の評判がきわめて悪い。
もともと、この制度は世界に冠たる日本の医療保険制度を維持し、更に若い世代の負担を増やさないようにするため2年前に法律が制定されたものです。
同時に市区町村によっては5倍もの差があった国保の掛け金を都道府県単位で運営することによって掛け金の格差を2倍程度まで引き下げる目的もありました。
しかし、ここに来て保険金の年金からの天引きが始まったことをきっかけに一部被保険者の負担が増えた問題がマスコミに取り上げられ、先の年金問題とあいまって国、厚生労働省が袋叩き状態になっています。
まず、年金からの天引き問題だが、支払う金額が変わらないのだから我々にとっても便利でよい制度である。
肝心の保険料負担も一人暮らしの老人や低所得者層を中心に多くの世帯で従来より安くなっています。
ただ、市町村単位から都道府県単位としたことで東京、名古屋を始め従来、負担が軽かった都市部に住む高齢者の負担が増したり、夫婦の年金収入が520万円を超える世帯は収入が増えるほど保険料が上がることになります。
また息子や娘の扶養者となっていて今まで保険料負担の無かった人は本年10月から負担が発生しますが身寄りが無い高齢者との公平性を考えると納得できる。
このように全体としては良い制度と考えられるのに何故こんなに評判が悪いのか、それは政府の説明不足とマスコミ報道にあると思います。
年金積立金がマッサ-ジチェア-になったり豪華施設になったりしている事は勿論許せる事ではないが、制度の良い面は言わず、何でもかんでも悪く言って国民受けを狙うマスメデイアにも問題があると思う。
高校の入学金未納者が入学式に出られないことをあたかも人道問題のように扱うメデイアがあったが、入学要件を満たしてないのだから入学式に出られないのは当たりまえの話だ。入試合格後、突発的な事情で納められないのであれば学校長と話し合えば済むことだ。
例の給食費不払いのバカ親報道もそうだった。当初は可哀想だと学校側を非難したが、親が高級車に乗っていながら給食費を払わないことが分かると論調が180度変った。マスコミ報道には問題も多い。
これからは自分で自分を守る時代です。我々ももっと自分自身で物事の本質を見極め、判断していかなければなりません。




2008.3.31 どうすべきか?ガソリン税

円高、株安が止まらない。
海外旅行が安くなるので嬉しいとの声もあるが、航空運賃の燃油サーチャージが行き先にもよるが数万円かかる事を考慮すべきだ。
株については福田首相が“まあ株はね。上がる事もあれば下がる事もあるんですよ。“などと他人事のように言っておられます。また自分は株など一株も持ってないので上がろうが下がろうが関係ないと思っておられる方も多いと思いますが、我々の大切な年金資金をはじめ、国家資産の相当部分が株式投資に振り向けられており、現実に今年度は昨年来の株価値下がりにより多額のマイナス勘定になっていて、このまま株価の回復がないと近い将来の年金支給に確実に問題が生じます。
ガソリン税をはじめ、暫定税率の延長問題が与野党の当面の争点になっています。
たしかに我々一般国民にとってガソリン価格が25円下がるのは大歓迎、だが一方で2兆6千億円の税収減になる事を考えねばならない。
また値下げは即、ガソリン消費量とCO2を増やし地球環境悪化を促進する事になり洞爺湖サミットを控えて世界にどう説明するつもりなのか。
意外に思われるかも知れないが日本のガソリン価格は先進国では大変 安い方に入ります。英国ではリッタ-250円、お隣の韓国でも200円を超えています。道路予算の無駄遣いを改めるのは当然だが、暫定税率は廃止して環境税を創設し、同時に道路特定財源の一般財源化をはかるのが筋ではないか。